計測器の校正はISO9001では必要

“ISO9001は、組織が品質マネジメントシステムを確立し、文書化し、実施し、かつ、維持することを求めている。簡単にいえば、不具合のある製品を製造しない、消費者に流さない仕組み作りをするためのシステムである。これを認定する組織は、いくつか有り、そこの監査を受けて合格すればISO9001認証取得した会社或いは工場として認められる。
ISO9001の中では、定期的な計測器の校正が求められる。これは正確な計測器を使用しなければ、求める精度を確認することができないからである。
校正とは、計測器の示す値(例えば、実際にラインに備え付けたノギスである製品の寸法を測定したら20.0mmであるが、標準器と言われる正確に測定できることが可能な機器で測定したら21.0mmだったとすると、ラインのノギスは1.0mmの誤差があると考えられ、21.0mmと測定できるように修正しなければならない。これが校正という作業である。
ここで、万が一に校正を怠っていたがために不適合品が後工程に流出した場合に、どこまで遡ってチェックする必要があるかを確定しなければならない。それが、トレーサビリティーという考え方である。トレーサビリティーとは、履歴の追跡ができることである。具体的には、品質記録がある一定期間保管されており、製品への刻印等の表示や製造履歴と照合して不適合が発生した時期を特定できる仕組みが求められるのである。”